アポラクトフェリンとは?注目される理由

成分情報

健康食品やサプリメント市場では、商品の魅力を高める機能性原料への関心が年々高まっています。

その中でも、近年研究者や食品メーカーから関心を集めている原料のひとつが「アポラクトフェリン(Apolactoferrin)」です。

ラクトフェリンという名前は聞いたことがあっても、

「アポラクトフェリンとは?」
「なぜ注目されているの?」
「どのような商品に活用できるの?」

と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、アポラクトフェリンの特徴や現在研究が進められている分野、商品開発への活用についてご紹介します。

アポラクトフェリンとは?

アポラクトフェリンとは、ラクトフェリンから鉄を除去した状態(鉄飽和度の低い状態)のラクトフェリンです。

ラクトフェリンは、母乳や牛乳、涙や唾液などにも含まれる鉄結合性糖タンパク質として知られています。

鉄を結合していないアポラクトフェリンは、高い鉄親和性を持つことが特徴であり、その特性に着目した研究が進められています。

ラクトフェリンとの違い

ラクトフェリンとアポラクトフェリンは同じタンパク質ですが、大きな違いは、鉄をどの程度結合しているかにあります。

アポラクトフェリンは、鉄をほとんど結合していない状態のラクトフェリンです。一方、一般的なラクトフェリンには、一定量の鉄が結合しています。

この鉄飽和度の違いによって性質が変化することから、現在もさまざまな研究が進められています。

なぜ注目されているのでしょうか?

アポラクトフェリンが注目される理由のひとつは、高い鉄親和性を持つことです。

現在は、

・免疫に関する研究

・腸内環境(腸内細菌叢)に関する研究

・口腔環境に関する研究

などの分野で研究が進められています。

今後もさらなる知見の蓄積が期待されている機能性原料です。

商品開発への活用

アポラクトフェリンは、その特徴を活かし、

・サプリメント

・機能性食品

・スポーツニュートリション

・女性向けウェルネス製品

など、さまざまな商品への活用が期待されています。

健康志向が高まる中、他社との差別化につながる機能性原料として注目されています。

商品開発で確認したいポイント

アポラクトフェリンを採用する際は、

・原料の規格

・鉄飽和度

・推奨配合量

・安定性

・表示方法

などを確認しながら商品設計を進めることが重要です。

研究データだけでなく、原料メーカーが保有する規格書や安全性資料も確認しながら検討することで、より適切な商品開発につながります。

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まとめ

アポラクトフェリンは、ラクトフェリンから鉄を除去した形態であり、高い鉄親和性を持つことが特徴です。

現在は、免疫、腸内環境、口腔環境などさまざまな分野で研究が進められており、サプリメントや機能性食品などへの活用が期待されています。

新たな機能性原料を活用した商品開発をご検討の際は、アポラクトフェリンも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

参考文献

・Lönnerdal B, Iyer S.
Lactoferrin: Molecular Structure and Biological Function.
Annual Review of Nutrition. 1995.

・Feng M, et al.
Preparation of apolactoferrin with a very low iron saturation.
Journal of Dairy Science. 1995.

・Superti F.
The Role of Lactoferrin in Intestinal Health.
Pharmaceutics. 2023.

 

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