オーガニックの基準

開発TIPS

ロハス志向、環境・健康に関心の高い人から支持が高いオーガニック食品。身体に良いものとわかるけれど、コストが高くつくため、どうしても高級嗜好品としてみられがちです。オーガニックといえば、欧米が主流で消費者も多いと認識されていますが、昨今のギリシャやアイルランドの経済危機により、欧州、特にイギリスやイタリアではオーガニック食品のマーケットが後退しているようです。

世界で最もオーガニック食品が消費されている国はどこでしょうか?

生産流通国ではオーストラリアが有名ですが、、消費国ではデンマークだそうです。オーガニック食品の基準は各国バラバラで、欧州はEU基準、アメリカはアメリカ、日本は日本、インド、カナダ・・・と個別に決められています。このオーガニック基準が世界で統一できていれば、オーガニック食品の認知と流通はもっと盛んになるでしょうね。

ちなみに、かつて全てオーガニック原料の健康食品を開発しようとしましたが、障壁の高さに驚きました。まず、原料ですが、雑菌数3,000以下のものでないと工場で受け入れられません。

農薬を使って育てた農作物でも、10,000以上は普通にあるため、農薬を一切使わずにこのレベルを維持するのは想像以上に農家の方の苦労がありますね・・・。さらに、農薬を使わないで育てるのはもちろんのこと、「3年以上農薬を使っていない土壌から生産する」というような条件も付いています。

当時も今もアメリカのオーガニック認定は日本よりも基準は緩かったと思います。この基準のバラツキが国内での消費、ひいては世界で流通の妨げになっていることは間違いありません。健康食品も他の食品もこれと同様の問題を抱えていますね。。。

 

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