夏の暑い日差しを避けて家に閉じこもる方も多いと思いますが、ビタミンD&カルシウム摂取に関して女性にとって嬉しい研究内容がありました。
「Journal of Clinical Oncology」誌に掲載されたスタンフォード大学の研究者の研究成果によると、ビタミンDとカルシウムを含むサプリメントを摂取する女性は、皮膚ガンの発症リスクを約50%低減する可能性があるといもの。
ビタミンDは、サンシャイン(太陽光)ビタミンと言われるように、日光を浴びることで、皮膚で合成されるビタミンでもあります。
研究者の分析データは、プラセボ(ダミー)か、1日あたりビタミンD(400IU)、カルシウム(1,000mg)どちらかを摂った36,282人の閉経後の女性を対象にしたものです。カルシウムは元々吸収しにくいものですが、ビタミンDを一緒に摂ることで、吸収が促進されます。そして、体内(肝臓、腎臓)でビタミンDを活性型に換えるのに、役立つのが紫外線です。
女性にとってみれば紫外線はシミの元凶になるので避けたいところですが、高齢になれば外出機会も減っていくので、骨粗鬆症対策にもビタミンD&カルシウムはお勧めです。ちなみに、ある文献によれば、35歳で亡くなったモーツアルトの死因は、ビタミンD欠乏が関係しているとも言われています。
今ではそう考えられませんが、昔はビタミンB1やビタミンCの不足でも亡くなる人は沢山いたんですね。ちなみに、ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、上限摂取量に気をつけましょう。
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