大豆イソフラボン使用時のポイント

成分情報

味噌、豆腐、納豆、醤油など、大豆を原料にした食品は数多いです。今までの研究では、大豆摂取が多い地域はホルモン系のガンに罹患する方が少ないというデータがあります。これは大豆に含まれる機能性成分に「大豆イソフラボン」の影響だろうといわれています。

このイソフラボンは大豆の胚芽部に多く、まるごと大豆を使うことで、より健康の恩恵が受けられそうです。なお、大豆イソフラボンにエストロゲンという女性ホルモンに似た作用があることは女性によく知られていますが、男性ホルモンのテストステロンも抑制することがわかっています。

さらにある研究では大豆にんにくを併用して摂ったときに、ガンリスクを最大限低減させることがわかっています。ホルモンバランスを整えることで、骨粗しょう症の予防にも役立ちますが、骨密度を上げるには、運動も大きな要因になります。

イソフラボン+ウォーキングを組み合わせるとさらに効果的です。

通常の食生活に加えて、サプリメントで大豆イソフラボンを摂るときは、推奨上限量がありますので、くれぐれも摂りすぎには気をつけてください。

いくつかよくある質問をピックアップします。

○大豆には12種類のイソフラボン類が含まれていますが、一般的にいわれる「大豆イソフラボン」には、どのような働きがあるのでしょうか?

<エストロゲン様活性>

<抗酸化作用>

<チロシンキナーゼ阻害活性>

<血管新生阻害活性>

健康食品ではホルモンバランス、女性の悩み改善の目的で使われることが多いです。

○大豆イソフラボンを摂取するうえで注意することは?

・1日あたりの摂取目安量として、アグリコン換算で30mgを上限としてください。

・妊娠中の方、授乳中の方、乳幼児、小児は摂取を避けてください。

・過剰摂取は避け、医療機関で受診している方は医師、薬剤師等に相談してください。

 

○配当体とアグリコンとの違いは何ですか?

イソフラボンは自然の大豆の中では“糖”と結合した形で存在していて、これを「配糖体」と呼びます。大豆食品を食べてこれが体内に入ると、腸内細菌の働きで「糖」が切り離され、「アグリコン」という形で吸収されるとされています。配糖体1mgはアグリコンでは0.625mgに相当します。従って「アグリコン30mg」は、配糖体に換算すると「48mg」となります。

大豆イソフラボン含有商品には、上記を踏まえた注意喚起文章が必要になりますので、気をつけましょう。

 

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