○○○○研究会発足によるPRと連携

開発TIPS

業界には、ある健康食品素材について専門に研究するグループ、団体が沢山存在しています。

たとえば、

ビタミンK研究会

サメ軟骨研究会

α-リポ酸研究会

グルコサミン研究会

アスタキサンチン研究会.......他多数。。

この研究会組織、大学や企業の研究者の連携組織の役割を持っているものもありますが、たまに企業やサイトの名称で、○○○研究会と名づけているものがあります。

このような研究会組織の発足の意味や狙いはどういったところになるでしょうか?

もちろん、純粋に研究の発展と新商品開発を促し、社会に還元していくことはあると思いますが、企業側からみると、お墨付き、いわゆる認定が欲しいという考えはあります。今日、読んだ「1回きりのお客様」を「100回客に育てなさい!」という書籍の中にこんなエピソードが紹介されています。

 

「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい! (DO BOOKS) 「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい! (DO BOOKS)

高田 靖久

同文館出版 2009-03-05

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あるアメリカの企業は、「世界一美味しい」という称号、賞が欲しいがために、「北米ハンバーガー鑑定協会」という団体を立ち上げました。そして、本当に「最優秀ハンバーガー賞」なるものを作って与えたそうです。1人芝居といわれようと、結果的に自社のPRには成功し、かなり売れました。

日本で最も有名な類似の称号といえば、モンドセレクション。これも評価方法については疑問だらけですが、結果的に金賞をとることで、PR効果は大きいようです。このモンドセレクションは、直接申し込みできるものですが、代理で出品代行をしているところもあります。

話を戻して、健康食品関連の場合は、「○○研究会」ときくと昔のバイブル商法を連想してしまいがちです。が、運営者情報をみれば見分けはつきます。この研究会組織を作ることは、業界の中での認知度アップ、市場形成、産学連携をサポートする方法の1つです。

 

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