健康食品の機能評価データというものがあります。〇〇はこういう作用があることが認められましたというもの。こういった科学的な実験による証拠を科学的根拠(エビデンス)といいますが、原料メーカーは大抵細胞試験や動物試験データをとっています。さらにランクアップしてヒト試験も持っているところがあります。
これらは自社や第三者機関に依頼して試験を行う場合がありますが、データの信頼性の高さは次のように見分けることができます。
細胞試験<動物試験<ヒト試験
※さらに研究デザインにもよります。
学会発表<論文報告
研究の信頼性や重要性についての審査を経て、専門誌に論文化されることから、「〇〇学会にて発表されました!」というよりも、「〇〇(専門誌)に掲載されました!」の方が信頼性がありインパクトがあります。気をつけないといけないのは、こういった作用に関するエビデンスがとれていたとしても、商品パンフレット等の広告に掲載すれば薬事法に触れますので、一切使えません。
原料パンフレットには機能性データを掲載しているかもしれませんが、商品では完全にNGです。健康食品の販売会社の方は、原料メーカーから提供されたからといって安易に掲載しないよう気をつけましょう。
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