成分量と表示の誤解

関連法規

色々な方のブログを出来る限り見るようにしていますが、健康食品・サプリメントについて書かれていることで誤った解釈をされている方もいらっしゃるので、今回触れておきます。

「日本では、栄養成分を表示する場合、〇〇mgときっちり決められているので、実際の商品がその数値を超えていたらとんでもないことで、医薬品にしろというふうになります。そのためソコソコの量しか入れられないのです」

こんな記述でしたが、実際は〇〇mgと表示していても、天然物又はロットによってバラツキが出るのは当然で、数値に許容範囲があります。また、予め〇〇mg~〇〇mgというような記載をしているものもあります。

このように薬事法に気を使っていても、健康増進法には無頓着だったりするケースもあります。

さらにいうならば、健康食品は栄養成分の(含有)量が多ければいいというものではなく、どれだけ体に吸収され利用されるか、そして安全であるかの方が重要です。

しかしながら、よくいわれる吸収率もこれをヒトで調べるのは難しいですよ。色々な要素が関係してきます。空腹時であれば栄養枯渇状態なので、成分によっては吸収率は自然と上がるといわれます。消費者の方にはわかりやすい説明、訴求が求められるので、栄養成分の含有量などにポイントがいきがちなのですが、過剰摂取して害になる成分もあります。健康食品は食事や加齢で不足する成分の補給という位置づけと、表示に関する基本的な理解が改めて求められていると思いました。

健康食品を販売されている方、表示は万全で何も誤りはないという自信はありますか?

 

もう一度自社の商品表示のチェックをされてはいかがでしょうか?

 

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