NHNE(国際自然健康栄養エキスポ)のメリットと出展の流れ

展示会情報

世界最大の消費国となった中国。中国における自然健康・栄養商品に関する最大の展示会となったNHNE(National Health and Nutrition Expo:国際自然健康栄養エキスポ)は、中国国内企業のみならず、中国市場を攻めたい海外企業にとっても重要かつ魅力的なプラットフォームです。年2回、中国(都度開催都市が変わります)で開催されますが、ブランドオーナーにとって中国でカギとなる卸問屋やディストリビューター、ドラッグストアチェーン、ECサイト販売会社、TVショッピング会社、様々なバイヤーと出会う貴重な機会になるでしょう。

本記事では、今までのNHNEの実績や概要をデータを交えながらご紹介することで、中国市場を攻略したいブランドオーナーの皆さまにとって参考になれば幸いです。

展示会の規模と展示される商品

直近(2020年5月27〜29日)で予定されているNHNEは、上海開催で会場はNational Exhibition and Convention Centerになります。40,000㎡以上の展示スペース、1200社以上の出展社数、120,000人以上の来場者を見込んでいます。

参加国の実績は中国筆頭に、アメリカ、カナダ、日本、オーストラリア、インド、韓国、タイ、フランス、インドネシア、スイス、ドイツ等です。前回展示された商品のグループ別の内訳は、以下のとおりです。

・ダイエタリーサプリメント:50.3%

・自然食品:20.3%

・特別用途(医療用)食品:8.7%

・妊婦と子供用の栄養食品:8.0%

・美容食品及びパーソナルケア商品:5.7%

・機能性食品及び飲料:4.3%

・伝統的な健康管理:2.7%

来場者の属性と内訳

来場者の約80%が卸業者と小売業者です。最も多いのが22.56%の代理商、続いて21.8%の卸業者、次に多いのが9.27%のEC小売プラットホームとなります。数字からも推測できますが、かなり多種多様、幅広い業者が来場します。越境ECの貿易業者、病院、薬局チェーン、製造工場、スーパーマーケット、TVショッピングはもとより、投資・ファイナンス会社も来場しています。また、来場者の73%は、マネージャークラスか意思決定者というデータがあります。

なお、日本から出展するのはブランドオーナーに限ったことではなく、受託製造会社が出展するケースもあります。日本製は高品質で人気という声もよく聞きますが、オーガニック志向の高まりもあり、北米や欧州、オーストラリアの健康商品が中国の消費者にとって人気です。

マーケティングキャンペーン

オフラインだけの展示会はもう終わりました。現地でブースを構えるだけでなく、会場に来れない55000人以上の多くのNHNEのオンライン上のファンにも直接、貴社の商品情報やニュースをお届けすることができるマーケティングキャンペーンを実施しています。NHNEによる国際的な活動支援により、より多くのプロフェッショナルに貴社の名前やブランドを認知させることができます。

また、会場および出展社によっては、KOLによるライブ生放送&実現販売を行うこともあります。

出展までのロードマップ

まず、出展する際に最初に決めることは、何を(どの商品を)展示するか…です。 商品選択については、その時の時流に乗ることも大事です。たとえば、今は新型肝炎コロナウィルスが流行していて中国政府も各自の免疫力強化を奨励していますので、それに関連した商品はニーズがあります。たとえば、ビタミンCやプロバイオティクス(乳酸菌等)です。霊芝等のキノコ関連も良いと思います。

ブースデザインや販促物などの作り込み、資料の翻訳、そして宿泊先や通訳の手配等も必要になります。NHNE会期中はホテル代も高騰することが予想されますので、こちらもなるべく早めに申し込んでおきたいところですね。極力現地で手配できるものは現地手配にしておきましょう。ブース出展のお申込み及び支払期限は通常1週間前までは受付可能ですが、こちらも早めに越したことはありません。

事前調査とお申込みについて

こちらの記事に書いていますが、展示会出展の前に中国で流通できる商品か否か、調査が必要です。既に中国で売り先(パートナー)がある会社であれば、そこに依頼して調査すればよいですが、売り先がない会社がほとんどと思います。

展示会出展にご興味のある会社は、弊社で商品調査から展示会出展までワンストップでサポートサービスを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。既に展示したい商品を調査済みの場合は、もちろん展示会出展だけのお申込みでも結構です。詳細はこちらからお問い合わせください。

 

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