ヤギミルクタブレット

トレたま

「ヤギミルク」と聞くと、日本人にとってはあまり馴染みがなく良いイメージがないかもしれません。「味の癖が強そう」「雑味がある」という印象があるかもしれませんね。実際、沖縄など一部は別として、日本ではほぼ食習慣、飲用する文化がありません。しかし、このヤギミルクは侮れないんです。国内で牛乳はすっかり定着していますが、牛乳に比べて色々メリットがあるのです。

他の記事でも触れていますが、アレルギーを起こしにくく、お腹がゴロゴロしづらい。関節の痛みなどにも良いといわれ、抗糖化作用もあるといわれています。このヤギミルク、国内では生産量がごく限られていますが、オーストラリアやオランダ等でよく生産されています。写真はオーストラリアのヤギミルクを使ったタブレットタイプのサプリメント。絵柄から子供向けのカルシウム補給を目的としたものと推察できますね。幼児の中では、先天的に腸内でラクトースを分解するラクターゼ(酵素)が不足していたり、その後離乳し、成長の中で乳製品を摂取しなくなると、酵素活性が低下し、その結果、乳糖不耐症と気づくことがあります。

こちらは子供だけでなく年配層にとっても必要なカルシウムをより美味しく手軽に摂取できるという狙いで、チュアブルタイプの錠剤に仕上がっています。但し、ヤギミルクパウダーだけで子供や成人の1日推奨量を補充するには足りませんので、本製品にはリン酸カルシウムも添加されています。味付けにミルク香料も加えられています。

ヤギミルク自体の国内での流通は、ペット用がメインでしたが、これから幼児用ミルクや製菓、カルシウムサプリメント等でもっと使われてもよい素材だと思います。輸入品ですので、価格的にもう少し手軽になると用途が広がっていくでしょう。沖縄でもヤギミルクを使った商品開発が進んでいると聞きますので、需要が高まっていけば、国産化も夢ではないのかもしれません。

 

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