赤ワインの果皮などに含まれ、アンチエイジング素材として話題のレスベラトロール。
最近、ロート製薬が販売している「聖樹のチカラ」を買ってみました。1日摂取目安量の2粒で、レスベラトロール類:6mg が摂取できます。この量が多いか少ないか、一般消費者はわかりませんね。レスベラトロールも色々あって、あくまでここでは「~類」になってますから。
この聖樹のチカラで使用されている原料は、メリンジョと呼ばれる「樹木野菜」。インドネシア原産で、ジャワ島でよく植えられ栽培されています。
家を建てるとメリンジョを庭に植えるというほど、インドネシア、ジャワではとてもポピュラーなものです。このメリンジョの種子にレスベラトロールが含まれています。
この種を使って揚げたチップスはウンピンといわれ、インドネシアでよく見られます。
こんなものです。
実際食べてみると、砂糖の甘さと唐辛子の辛味もあってやみつきになる味です。
メリンジョのレスベラトロール類は、ほとんどが二量体で、血中滞在時間が長く、不活性型で滞在し、必要なときに活性してレスベラトロールになっているということが言われています。いずれにしても、今までのブドウ由来レスベラトール以外にも、このようにレスベラトールを多く含む素材はまだありそうです。
ちなみに、アメリカのレスベラトロールは、含有量が桁違いです。こちらの商品は、1粒500mg含有と書いてあります。
原料は、日本で医薬品扱いのため、健康食品では禁止されているイタドリ由来のものです。
別のアメリカ製品で同じく1粒500mg含有の商品があり、イラストがブドウのイメージだったのですが、500mgのレスベラトロール類をぶどうの果皮から摂るのはかなりコストが高くなります。
栄養成分表示にレスベラトロールと書いてあり、そこに何の原料由来か記載されているのは安心ですが、そうでないものは、イタドリ由来の可能性があります。注意した方がよいでしょう。
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